下記に、御中(おんちゅう)の漢字表記を拡大表示しています。
御中の拡大表示
・おんちゅう
御中
御の読み
御
| 音読み | ① ギョ ② ゴ |
| 訓読み | ① おん ②※お ③※み ④※おさ-める |
| 意味 | ① 尊敬や丁寧の意味を表す ② 馬などを上手に扱う。思いのままに扱う。 ③ 天皇、天子、皇帝の行為や持物などにつけて敬意を表す ④ ふせぐ、まもる |
常用漢字
中の読み
中
| 音読み | ① チュウ ② ジュウ |
| 訓読み | ① なか ②※あ-たる ③※あ-てる |
| 意味 | ① 内側 ② 端ではない場所 ③ あたる、的中、命中 ④ すべて ⑤ 進行の途上、最中、途中 |
常用漢字
📌 御中とは?意味と読み方
読み方:おんちゅう 意味:組織・団体に宛てて文書を送るときに使う敬称
「御」は尊敬語、「中」は“その中にいる方々”を指し、 「組織に所属する人へ」という意味になります。
✔ 御中を使う対象
- 会社(株式会社〇〇 御中)
- 部署(営業部 御中)
- 課・係(市民課 御中、採用係 御中)
- 学校(〇〇大学 御中)
- 官公庁(〇〇市役所 御中)
- 協会・委員会などの団体
個人名には絶対に使わない これが最重要ポイントです。
📝 「御中」と「様」の違いを表で整理
| 敬称 | 使う相手 | 例 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 御中 | 組織・団体 | 株式会社〇〇 御中 | 個人名には使わない |
| 様 | 個人 | 山田太郎 様 | 役職名+様は二重敬語に注意 |
| ご担当者様 | 個人名不明の担当者 | 採用ご担当者様 | 御中と併用しない |
✉️ 郵送での「御中」の正しい使い方
1. 宛名の基本ルール
- 会社名は正式名称で書く((株)など略さない)
- 部署名がわかれば書く
- 最後に「御中」を付ける
例(横書き)
株式会社サンプル商事
営業部 御中
2. 返信用封筒の「行」の消し方
返信用封筒に「〇〇株式会社 行」と印字されている場合は、
- 「行」を二重線で消す
- その横に「御中」と書く
修正液はマナー違反とされます。
3. 「係」宛ての場合
「係」も組織の一部なので 御中を使う のが正解。
例:
- 住民票発行係 御中
- 採用係 御中
💻 メールでの「御中」の使い方
メールでも御中は使用できます。
メール宛名の例
株式会社〇〇 御中
注意点
- 件名に「御中」は入れない
- 個人名がわかる場合は「様」を使う
- 「御中」と「様」は併用しない
- × 営業部御中 山田様
🔍 個人名がわからない場合の書き方
状況別にまとめると以下の通りです。
| 状況 | 正しい書き方 |
|---|---|
| 部署名がわかる | 株式会社〇〇 営業部 御中 |
| 部署名も不明 | 株式会社〇〇 御中 |
| 担当者がいると推測できる | 採用ご担当者様 |
「ご担当者様」は個人宛て扱いなので 御中とは併用しない。
⚠️ 御中を使う際の注意点
1. 個人名がわかっているなら使わない
個人名には必ず「様」。
2. 他の敬称と併用しない
- × 株式会社〇〇御中 山田様
- × 山田課長様(役職+様は二重敬語)
3. メールの件名に使わない
件名は用件を簡潔に書くため、敬称は不要。
📚 「御中」とよく迷う敬称の違い
| 敬称 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| 御中 | 組織宛て | 株式会社〇〇 御中 |
| 様 | 個人宛て | 山田様 |
| 行 | 自分宛て(返信用) | 〇〇株式会社 行 |
| 宛 | 自分宛て(行と同様) | 〇〇株式会社 宛 |
| 各位 | 組織内の全員宛て | 関係者各位 |
| 殿 | 目上→目下 | 人事部〇〇殿 |
🧭 よくある間違いと正しい例
| 間違い | 正しい書き方 |
|---|---|
| 株式会社〇〇御中 山田様 | 株式会社〇〇 山田様 |
| 山田課長様 | 山田課長 |
| 株式会社〇〇様(郵送) | 株式会社〇〇 御中 |
✨ まとめ|御中は「組織宛て」の敬称
御中=組織宛ての敬称 様=個人宛ての敬称
このルールさえ押さえれば、ほとんどの場面で迷わなくなります。
- 組織宛て → 御中
- 個人宛て → 様
- 併用はNG
- メールでも使えるが件名には書かない
- 返信用封筒の「行」は二重線で消して「御中」に書き換える
ビジネスの基本マナーとして、ぜひ正しく使いこなしてください。



