下記に、烏賊(いか)の漢字表記を拡大表示しています。
烏賊の拡大表示
・いか
烏賊
烏の読み
烏
音読み | ① ウ ② オ |
訓読み | ① からす ② くろ-い ③ いずく–んぞ ④ なん-ぞ |
意味 | ① からす。鳥類カラス科の総称。 ② 黒い ③ いずんくんぞ。どうしての意。 ④ なんぞ。なにかの意。 |
常用漢字外
人名用漢字
賊の読み
賊
音読み | ① ゾク |
訓読み | ①※そこ-なう ②※わるもの |
意味 | ① どろぼう、盗人 ② そこなう、傷つける ③ ぞく、反逆者 ④ わるもの |
常用漢字
烏賊(いか)漢字の由来
中国の古書「南越志(なんえつし)」に記されている故事にちなんだ由来の説があるそうです。
その故事とは、「ある時、イカが水面に浮かんでいるとカラスが捕えようと降りてきました。その時にイカが足をカラスに絡めて水中に引きずりこんで、食べてしまった。」というものです。
この話の、カラス(烏)を襲ったぞく(賊)という意味で烏賊(いか)という漢字が当てられたという説が世に知られています。
烏賊について
いか(烏賊)は、軟体動物門 頭足綱 十腕形上目に属する軟体動物です。イカは海洋に生息し、多くの種類が全世界の海に広く分布しています。
特徴としては、10本の腕を持ちその内側には吸盤を備えています。特に2本の長い腕は触腕(しょくわん)と呼ばれ、先端に吸盤が集中しています。これらの腕を使って獲物を捕え、小魚や甲殻類を主食としています。
イカは魚介類として広く食用にされ、さまざまな料理に用いられます。また、イカは水中で素早く泳ぎ、獲物を捕らえるために噴射する「すみ」を持つことでも知られています。
イカは多くの海洋生物の食物となり、生態系において重要な役割を果たしています。
以下に、烏賊(いか)の代表的な種類とその特徴について表にしました。
種類 | 特徴 |
---|---|
スルメイカ | 日本近海に多く生息し、するめの材料となるイカ |
ヤリイカ | 姿形が槍の穂に似ており、市場価格が高めのイカ |
コウイカ | 炭酸カルシウムからなる甲(こう)をもつイカ |
ホタルイカ | 深海に生息し、触手の先に発光器をもつイカ |
烏賊の分類種別
分類 | 日本語 | 英語 |
---|---|---|
界 | 動物界 | Animalia |
門 | 軟体動物門 | Mollusca |
網 | 頭足綱 | Cephalopoda |
上目 | 十腕形上目 | Decapodiformes |
目 | 開眼目 閉眼目 コウイカ目 ダンゴイカ目 トグロコウイカ目 ツツイカ目 | Oegopsida Myopsida Sepiida Sepiolida Spirulida Teuthida |